去年11月中ごろ、突然、降って湧いたように腹水が大量(1.5ℓ)に溜まり、
以来、幾度、その死の淵からの生還を繰り返した キャバリアの 「イヴ」 。
殊に2月中ごろは、安楽死の選択も真剣に検討するような状態から、
不思議、不思議の奇跡の生還を果たしました。
そして、3月に入ってからの、このひと月、
以前の悪化の兆候は全く見受けられず、本当に奇跡の復調なりました。
兵器を発射させるボタンは、人間の指 (意志) に委ねられているように、
たかが小さな犬の命とは言え、その命の安楽死という押ボタンスイッチを、
自分 (私たち) の意志に委ねられた瞬間の .... なんとも、
なんとも言えない ・・・・・ かかえるに重たすぎると感じた気分、今でも忘れられません。
写真は、現在の 「イヴ」 です。(次男撮影)
「凛」 は、うちの犬の中では、要領のいい状況判断の効く子です。
だから、一番叱られていません。
状況判断がいいということは、 昼間、 寝てるよう〜で、 寝てないで ・・・・
周囲を観察しては、常に状況を窺っているようです。
凛 : そんなことないわ。 眠たくないだけよ。 でも、退屈 ブゥーーーーーッ。
今朝、愛犬連れて散歩してまして ・・・
すっかりというか、しっかりというか、春の陽気を身体で感じました。
「ほぉ ・・・ 暖かいなぁ。」
暖かくなって、春の匂い? 臭い? いや、春の香りとした方が、ナイスでしょうか。
いよいよ、春めいて、春本番の ・・兆し。
「兆し」 で思ったのですが、1月往って、2月逃げて、3月去って・・・といわれる、
2月逃げて ・・・・の 「逃げる」 という漢字は、兆に、部首のしんにょう が付いたもの。
で、兆に、部首のてへん が付けば 「挑む」(いどむ)。
で、この時期を象徴する樹木といえば、きへんが付いて、「桃」(もも) とくる。
まっ、深い意味を考えたわけじゃ、ありません。
徒然に、そんなこと思いながら、多摩川を犬連れて、散歩してます。
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そうそう、自転車にのった同級生と、
久しぶり、5年ぶりくらい?その多摩川ですれ違いました。
軽く会釈をしましたが、彼は、そんな私にはまったく気が付いていなかったって思われます。
まっすぐ前を見て、自転車を立ちこぎしながら、やりすごして往ってしまいました。
で、そんなやりすごして往ってしまった、同級生の Hくん を見た瞬間、感じたこと ・・・
「わっ!あいつ、メチャ 老けたぁ ・・・・・。」
ちっとショック。
裏を返せば、オデも、久しぶりにあった同級生が見たら、とりもなおさず、
「あちゃ、タラちゃん、老けたぁ ・・・・・。」 ってことなんだろう ・・・・・Tohoho。
そんなこんな感じながらの、今朝の散歩で、ありますた。
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さぁ、会社戻ったら、今日も一日、一日生涯の心意気で、仕事に 「挑む」 ぞ!
わたくしが思いますに ・・・・・
珍獣ハンター、イモトアヤコさんに象徴される、
地球の果てまでイッテQ! と言わて、
なるほどと言えるような遠い海外の奥地、僻地を、
現地レポートよろしく訪ねてって、
その現地、原住民の方と一緒に寝食、ことに食事を共にする ・・・・
いわんや、日本人の食文化からすれば、ゲテ物 と思われるものを食す、
そんなレポーター役には ・・・・・ 思うに、
英語で言うところの female ( 女性、雌 ) の方が、
圧倒的に多いのではないかいなって、 思うのは、ワタシだけ...○×▽■?
なんで、こんな話をもちだしたかって申しますと、
うちの愛犬は、キャバリアの 「イヴ」 だけ 雄♂ 、ダルメシアンは共に 雌♀。
雌の二頭は、基本的に、お腹をこましません。
どころか、 「もも」 、「凛」 の ウンkoちゃん と言えば、
まっ、なんと申しましょうか、ご立派っというか、すんごくしっかりしてるって申しましょうか、
ともかくも、そのまま採取してもって帰るには、はばかられるような気にさせられる、
できれば毎回、そのウンkoちゃん に、お子様ランチの旗立てて、
二拍手一礼して、多摩川に流してやりたくなるような ・・・・・ そんな ウンkoちゃんです。
ひるがえって、お腹をこわすっちゃぁ ・・・・ 雄の 「イヴ」。
この度の生死を彷徨う事の発端も、
なにを隠そう、軟便が続いて治らないということが、その予兆にありました。
総じて、male (男性、雄) とは、 所詮、
女性から生まれ出た、か弱き生物 ということになるのはないでしょうか。
? 前々回ブログ ?で調子がいいと書いた途端に、
よくある話のように、・・・ イヴ の体調は急激に垂直方向に悪化。
日どころか、時を追うごと、みるみる体調不良の兆しと共に、食欲も減退。
なんとかかんとか食事と投薬を与えたかと思えば、激しく嘔吐をくりかえし、
終いには、真っ黄色の体液を絞り出すよに吐く始末。
足腰はヨロヨロ、時に身体を縦にビクンビクンと大きく波動させ、
またパタン、ペタンと倒れること、しばしば・・・。
体重増加に危惧したのは、いつのこと?・・・・
1週間も経たぬうちに、5kgを下回って、抱きあげると、既に抜け殻のよう...。
嘔吐を繰り返していることで、既に、投薬できているか疑わしいのだけれども、
薬で、なんとか動かしている心臓と診断され、
また、そうであろうと思い看病している、わたし達にとって、
最後の頼みの綱とも思われる 強心剤 に始まる薬を、
イヴ は、頑として、まったく受け容れなくなるに及んで、
獣医さんに伺って相談したら、安楽死 という選択肢もあがり...
涙目になりつつ、しかし、それもありなの かと ・・・・重大な覚悟に動揺した夜。
安楽死 という選択肢が、突然、目の前にふって湧いてきたことで、
夫婦で話し合い、イヴ がこうまでして嫌がる 投薬 なら、
獣医さんの診療方針に反して、投薬中止 を思いきって決断。
2日間絶食状態のイヴに、投薬を中止したから、
もう明日の朝は・・ そしてまた明日の朝こそは・・・を繰り返したのですが、
そう覚悟を決めた日から、日を追うごと、薄紙を剥がすが如く、
ちょっとづつ食べるようになり、体調回復の方向へと向かい出し ・・・・
で、今では、写真のように、元気になりました。
獣医さんも、正直、不思議、不思議といった感。
昨年、亡くなった義父に、幾度となく奇跡を念じましたが、
まったくもって残念ながら、祈り届かずでしたが、
今回は、その義父が天国から力を貸してくれたように思われます。
因みに、イヴ は、その義父と誕生日が同じという縁で、わたし達と結ばれました。
科学的な根拠を探せば、もっともらしい原因があるのかも知れません。
でも、生きているということは、やはり、人間にはわからない、
なにか自然の大いなる無形の力を得て、生かされている気がしてなりません。
昨年の義父の他界、今回のイヴの、どうみても死の淵からの生還から、
わたしが、今、素直に感じていることです。
そして、奇跡の生還を果たした イヴ のお陰で、
今ある、わたしの犬たちが、もう可愛くてしかたがない。
そんな優しく強い気持ちを、イヴ が与えてくれました。
追伸)
K田さん、拙いブログから、イヴ のことを、ご心配頂き、本当にありがとうございます。
病院で、偶然お会いした、あの日、安楽死 が話題にあがったんですよ。
で、お見舞いに来て頂いた時には、イヴ、すこぶる元気で ・・・・すみませんでした。
そして、最後に、重ねて、ありがとうございます。
・ | 誕生日:2001年8月4日生 |
・ | 性別:雌(♀)避妊手術済 |
・ | ペットショップにて衝動購入 |
・ | 四つ違いの妹分、凛(♀)とコムデック事務所に住まう |
・ | 性格:まじめ |