犬が好き!人が好き! 看板犬「もも」のブログ

2009年11月30日

小さい一つの 「いのち」 から ・・・・

[テーマ:犬好き、悲喜こもごも]

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「イヴ」 の全く予期せぬ突然の心臓疾患は ・・・・
普段、何気なく、あって当たり前で、気にも留めてない意識の外にあるものを、
失った時、または失うことが分かった時に、
私という人間は、あらためて、
なんと悔悟の念に、激しく心揺さぶられる、弱い性質なんだろうということを
つくづく思い知らされました。

しかしまた、「イヴ」 の死を意識したことで、
その生命の輝きに気づいたことも事実です。

あらためて、「一日生涯」 という先人の言葉を噛みしめて、
愛犬たちとの日々の暮らしに接していきたいと誓う、今回のでき事です。

                ◆

ところで、今回の 「イヴ」 の発症で、
もう一つ、私が気付いたことに、遺伝 ということがあります。

キャバリア・キング・チェールズ・スパニエルという犬種は、
犬種を取り扱った書籍には、必ず遺伝的疾患としての
「心臓病」 (但し、5〜6歳までに発症とはある)の記載があります。

よって、わたし達も、常々、この犬種特有の遺伝的疾患 「心臓病」 については、
予防接種に始まる事ある毎、獣医さんに、「大丈夫ですか」 の確認はとっていました。

で、9歳にもなり、心臓肥大も認められず、心音も雑音がないことから、
うちの 「イヴ」 は、遺伝的疾患からは、ほぼ免れたものと勝手に判断していました。

従って、今回の突発的腹水充満でも、
心臓病という心当たりは全くなく、てっきり肝臓がんと勝手に思いこんだ始末。

また診断においても、やっぱり心臓肥大は認められず、心音の雑音も年相応で、
従って、初期段階では、心臓病とは無縁の薬剤投与による診療となったほどでした。

しかし、その最初の診療は、その効果を全く発揮せず、
外科的腹水採取、エコーによる内臓検査へと至り、
その検査過程で、先生が、万が一にも ・・・・ の判断で、
心臓にエコーをかけたところ、心臓弁の異常発見へと至ったという次第。

わたし達、一人ひとりにも該当することなん (だそう) ですが、
今ここにある、ひとつの命の源を 十代さかのぼりと、
1024人(匹)の親にあたる命が存在するそうです。

猫よりも、はるかに種類の多い犬の歴史は、
またそれぞれの犬種間の近親相姦による
遺伝子固めの歴史であったとも聞いたことがあります。

だから、確かに ・・・・ うちのダルメシアンは、
専門書籍で、ダルメシアンのよくかかる疾病として指摘ある通りで、
ご多聞に洩れず、二頭共に、ダルメシアン尿症ですし、
アレルギー性皮膚炎を季節の変わり目毎、発症します。
いずれも軽度の症状ですんではいますが ・・・。

只、ありがたいことには 難聴、欠聴に関しては、
今のところ全くその兆候は見られませんが、
これとても、突発的発症がありえるという覚悟をしておくに越したことはないと、
今回の 「イヴ」 の件で、認識を改めました。

今から思い返せば、
ここ2〜3ケ月で、モタモタと 「イヴ」 が歩くようになったのは、
加齢のせいというよりも、心臓欠陥の予兆であったのか ・・な・・・ と、
今にして思うと、可哀想なことしたなぁ〜と自分自身を責める次第。

しかし、これは、ダルメシアンという異なる元気印系犬種との多頭飼いゆえ、
愛玩犬のキャバリアだもんなぁ・・・の判断で、異変に気づくのが難しかったか なと、
同じ多頭飼いでも、わたし達のような異犬種の多頭飼いの、
今にして思えば、ある意味、弱点を曝したようにも思われます。

                ◆

朝、会社の扉を開けて、「イヴ」 がシッポを振って、近寄ってくる姿に
「いのち」 を授かり生かされ生きているのは 当たり前ではなく、
ある意味、奇跡のかたまりと感じられ、心底ありがたいと思う今日この頃です。

そして、皆さんにおかれまして、
こんなわたしの失敗談が、少しでもお役に立てば、望外の喜びです。


2009年11月21日

突然 ・・・・ある日突然

[テーマ:犬好き、悲喜こもごも]


キャバリアの イヴ (オス) は、
世紀末(2000年)のクリスマス・イヴという日に、
わたし達との運命的な出会いの? 絆 ?に手繰られて、
我が家の 二代目犬となり、そしてその日から、先住犬ビーグル誠 との
わたし達にとっては、初体験となる犬の多頭飼いの生活を開いたのでもありました。

以来 9年。

我が家の 三男坊的存在であった イヴ も、
最近では、寄る年波には逆らえないかして、
歩くスピードもグンと遅くなり、モッタモッタと散歩するようになり、
すっかり オジイ になってきた なぁ・・・・・と皆んな一様に感じておりましたら、

突然 ・・・・・

1週間程前、お腹がやたらパンパンに大きく膨れあがってきて、
慌てて病院に連れていきましたら、かかりつけの獣医さんも ビックリで、
外見からの診察では、重篤な既に末期症状の体形と言われ、
腹水が溜まる症状から、
副腎皮質の腫瘍、脳腫瘍、肝臓がん、栄養失調、心臓病 ・・・があげられ、

あまりの突然の突然に ・・・・・わたし達の精神的動揺はかりしれず、

先週末から、なんやかんやと診断療法をくりかえし試していましたが、
日毎、みるみるお腹の腹水は溜まる一方で、
追い打ちをかけるように、お腹はビリビリで、
生活を共にするわたし達からすると、 肝臓がん の疑いが濃く ・・・・・

で、結局、3日前、利尿剤による排出の効果が薄いことから、
外科的に腹水を抜くという処置を採ることとなりました。

あと最低でも 3年、いや 5年は、
平穏で仲良く多頭暮らしができると勝手に思い込んでいただけに ・・・・
わたしの精神的ダメージは大きく、
もし イヴ 一頭飼いであれば、ペットロス になる かも な・・と真面目に思った次第。

体重 7キロ弱だった犬から、1.5リッターもの腹水が出たというか、採れたと言われ、
そして、その採取した腹水の病理検査の結果を、家内と診察室で待っている間 ・・・・・・

イヴ の余命は、いったいあとどれ位もつの ・・・・かとか、
これからかなり厳しい闘病生活が続くのだろう ・・・・かとか、

あいつ可愛かったよなぁ ・・・とか、
愛くるしい瞳で、シッポというか、体全体ゆすって喜ぶ仕草が思い出され ・・・・・

そして、きっと腹水の中のおびただしい癌細胞の存在を証明する
悲しい検査結果の説明を聞かされると思い込んでいましたら、

なんと、ありがたいことに、
腹水中には、悪いもの は見当たらないという診断結果、
レントゲンも エコーも パンパンの腹水がじゃまをして、
臓器が写らず、確定診断ができなかったのですが、
腹水を抜いたこと、腹水中に 悪いもの がいなかったことから、
わたし達のたぶん間違いないと思っていた 肝臓がん から一転、
常々、検査をしていて問題がなかった疑いの可能性の最も低い心臓に、
エコー検査の診察から、急きょ、診断がくだされ、
病巣を 心臓疾患 へとシフトすることと相成ったのでありました。

病巣がシフトされ、治療方針が転換された一昨日から、
腹水を強制的に採取した悪影響がきっと出るはず ・・・のわたし達の心配をよそに、
パンパンの腹水が抜けたこと、強心剤の投薬効果があってか、
また、あれほど効き目がなかった利尿剤も効いてきて、
オシッコ も朝からずいぶんな量が出るようになり、
以前の元気なイヴに戻ってきた感あって、
もちろん心臓病ゆえ、長い散歩は禁止ですし、
1.5リッターもの水が出たということは、
取りも直さず、成犬になって以来、最低の 5.4キロに減量なって、
背骨は露出し、もともと小さい顔がますます小顔になるわ、
で、抱いてやったら ・・・・まぁ、軽〜るいこと、か〜るいこと。

でも、ここ数日、お腹も直ってきて、日増しに元気になる イヴの姿 を見ては、
小っさい犬ッコロなのに、家族の心ん中では、大っきな大っきな存在になっていることを
改めて、つくづく思い知らされのでありました。

改めて、一日生涯の思いで、これからの犬たちとの暮らしを楽しもうと強く誓った次第です。

※ 追伸 ※

「 富士丸くん 」 の突然の訃報に接し、
穴澤さんの心中、いかばかりかとお察し申し上げます。    合掌


2009年11月16日

残念な兄ならず ・・・残念な愛犬 ・・・・

[テーマ:「マスコット犬」 育成の話]


動物園や牧場でもなければ、

ブリーダー(犬の繁殖家)やペットショップでもない、

犬とは縁遠い 「もの創り」 を生業とする会社に、看板犬がいるという ・・・

それだけで、かなり珍奇な会社になる上に ・・・・ しかも多頭 ( 3頭 ) 、

加えて、あのディズニーアニメで人気の ダルメシアン を 2頭も飼っているとなると、

そこだけで、かなり類い稀な会社に属するといいましょうか ・・・・・しかしながら、

そんな犬たちを、中には、楽しみに納品や営業に来られる方もおいでになりまっし、

果ては、休日(土曜日ですが・・)とかに、

お子さん連れで、犬達に会いにお越し頂くということもあったりするんです ね。


やはり、お客さまに始まるパートナーあってこそ、成り立つ企業運営ですから、

わたし達としては、こうした来客は、願ったり叶ったりの大歓迎。
                 
            
ましてや、マスコット犬として、

社内は言うに及ばず来社される方々に

?癒し や 憩い ?を提供できているとしたら ・・・ 飼い主冥利に尽きるって言えます。


しかし、残念なことには、

わが愛犬共は、番犬気質が高こうございまして、

来社された方、10人のうち、まっ10人に ・・・・・まずは、吠えまくります。


とは言っても、常日頃、出入りが頻繁な男性、

殊におじさん系は、見慣れてることもあって、

そうそう、ワンワンバウバウ、いつまでも吠えまくってるというわけではありません。


しかし、女性の来社は、男性に比べて、まっ、ぐっと少なくなる上に ・・・・

そこへもってきて、先日のように、お子さん (5歳の娘さん) 連れとなると、

陣容一様では、ワンワンバウバウの大合唱は鳴りやみません。


あげく、せっかく犬との、

しかも、あの ダルメシン との優しいスキンシップを楽しみに、

わざわざ 会社にお越し頂いた女の子に、

犬って怖い!の印象を ・・・・ よしんば与えなかったとしても、

犬って可愛い!!っていう印象を与えることには完全に失敗して、

犬好きにはしてあげられずに、お引き取り頂く格好になってしまいます。


こんな私共って ・・・・・ とても残念な 愛犬 家  と 呼ばざるを得ません。


あいちゃん、 ごめん ね。


2009年11月 5日

急に寒くなりますと、凛 は小悪魔agehaになるんです。

[テーマ:犬好き、悲喜こもごも]


一昨日、昨日と、二日続きの朝晩問わず日中も、
例年にない厳しい冷え込みとなりました。

また、その冷え込みの効果を助長演出するかのように、
何日か前は、初夏?思わせるポカポカ陽気の日があったりしたりしたわけで、
そこから一気、木枯らし1号が吹いちゃった わけでありまして ・・・・

和犬(日本原産の犬)ではない、洋犬(外国産の犬)の多頭飼い。

雪やコンコン、犬は喜び、庭駆け回り ・・・ なんてのは、 とんでも。

猫以上に、寒がりの我が家の犬ども。

やっぱ寒かろう ・・・・ と思い、
愛用の長座布に、この時期初めて愛用の毛布を引っ張り出してきて、

敷いてやりましたら、  ネ! ホレ、この通りですわ。

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われ先にと一つしかない毛布を敷いた場所 (デスクの下なんですが ・・) に、
一斉に ・・・ とは言っても、こういう時、 「凛」 が素早いんです ネ。

パパッっと、一番いい位置を陣取ります。
追っ付け、「もも」姉さん ・・・・ と言うよりかは、
「イヴ」爺さん が、 「凛」 に遠慮しいしい ・・・・ソロ〜リ、ソロ〜リ

で、ドンクサイ 「もも」 が、ノロ〜ノロ〜と割り込んできて、一件落着します。

で、だいたい、こんな位置関係に納まることを常とします。

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「凛」 : 父ちゃん、メッチャ狭いんですけど〜・・・・・
     なぁ〜んて、訴えってるとか、てないとかって、 言っちゃってぇ〜。

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ところで、「イヴ」爺さん は ・・・・・・・ ちゃんとね、 おるんですよ。  ホラ、 ネ!

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まっ、「 仲良きことは、美しき哉 」 だったけぇ〜か  な。
確か、武者震いして ・・・重ね着 したとかしないとかぁ〜、 

なんて言わ・ない・の 。てか言わせな〜い。
  
というわけで、「凛ちゃん」 でした。


プロフィール
  • 「もも」と飼主の?コムデック社長/多羅尾光道
  • 「もも」は、(株)コムデックのマスコット犬(看板犬)
誕生日:2001年8月4日生
性別:雌(♀)避妊手術済
ペットショップにて衝動購入
四つ違いの妹分、凛(♀)とコムデック事務所に住まう
性格:まじめ
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