話を 「きく」 という漢字には、
レポーターのマイク越しの 「訊問(じんもん)」 の 「訊」、
「訊く」 という字があります。
英語なら、「ask」。
ききたい話に答えてもらう時に使う 「訊く」 に当るでしょうか。
なにかしでかした息子の話を
まずは聴いてあげようと思いながらも、
ついつい面と向かうと、この 「訊く」 がもたげてきては ・・・・・
私 : 「黙ってないで、なんとか言え。」
息子 : 「えぇーーーと、 風がぁ 吹いて き てぇ ・・・・」
私 : 「うそついてんじゃない!」
息子 : 「 ・・・・・・・・ 」
これでは、全く息子の話を聴いてあげてない。
だから、全く繋がらず、その後の注意も指導も、息子に効くわけがない。
今思い返せば、反省幾たび重ねたしの心境にかられます。
次に、英語の 「hear」、日本語では、「聞く」 という漢字の 「きく」。
自然に耳に入ってくる感じでしょうか。
例えば、春になって、どこかしらから鶯の鳴き声が聞こえてきた ・・・・ って風。
きくともなしに、聞いている時に使う漢字と、私は考えています。
もう一つの 「きく」 は、心を込めて聴くの 「聴く」。
耳に心を込めるからこそ、「聴」 の字の中には
「耳編」に「心」 という字が組み合わさっていると自分勝手に決め込んでいます。
英語では、「listen」。
人の話をきくという態度にも、
いろいろあるもんだと古人は感じて、漢字を創作したのでしょうか ねぇ。
ともかくこの歳になって、ようやく 人の話は しっかり 「聴く」 「聴いてあげる」 。
自分にとって、身につけなければならない習性だと 考える今日この頃です。
・ | 1956年7月28日生(A型) |
・ | 趣味:犬の飼育(ダルメシアン2頭飼育中) |
・ | 小学2年迄、大阪 |
・ | 小3から小4迄、愛知県岡崎 |
・ | 小5から現在迄、川崎 |
・ | 中学2の1970年、父/光隆が、同地にて、タラオ電機(現コムデック)創業 |
・ | 1980年から1999年 和泉電気(現IDEC)勤務 |
・ | 2001年 代表取締役就任 |