盤屋さん改めTARACO社長のブログ

「きく」 ということ

[テーマ:人間の学としての経営]

                      
社員、部下又は、息子に、
指導とか、育成とか、教育いう自分の中の大義名分で、
自分が、その子にとっては、良かれと思われる ・・・

まっ、今になってわかってくることなんですが、

結局は、自分のその時点での、
できていない心の見たまま、感じたまま、想ったままを、
言い放っているだけなのに、それを説いているとか、指導しているとかって、
大きな勘違いをしていたってことに、
最近になって、ようやくにして 気付きだしたんです ね。

例えば、長男とは、こんなこと、しばしば ・・・ あったと思いだします。

長男が、なんかしでかして ・・・
私が、長男を前にして叱っています。
長男は、黙ってうつむいています。
私が、既になんだかんだ、言っています。

私 : 「 黙ってないで、言いたいことあんだろ!」
私 : 「 言いたいことあんなら、はっきり言え!」

倅 : 「 えーーっと、 それは ・・・○×□ ?!」

と息子が、ようやく口を開いてなにか言い出せば、

私 : 「 言い訳けすんな!バカ!!」

今になって、ふり返れば、
これは、教育にも指導にも、な〜んにも、なってない。

息子に、反省のきっかけを与え、
次回への気付きの効果なんて、全く期待できない。

そんな長男に、今では娘もでき、
こんなダメ親父の私も、いっちょ前に経営者として、
不況の大波に揉まれて、ようやく、少しそんなことに気付きだしました。

私に必要なこと、
それはまず、息子の気持ちを、根気よく聴いてあげること。

私の場合、大袈裟でもなんでもなく、
息子の話を、ご清聴させて頂く位の気持ちで、
傾聴させていただかねばいけなかったということ。

そして、相手とコミュニケーションが取れる状況が確立できて、
要するに、相手と気持ちが繋がって、ということ。

相手と気持ちが繋がらなければ、
こちらの想っていること (気持ち) なんて、
ちぃ〜っとも聴いてもらえないということ。

そんな当たり前の真理が、
すみません、こんな年になって、ようやく気付きだしたんですねぇ〜。

因みに、「きく」 とは・・・・

 ・ 英語のask、こちらがききたい質問に答えてもらうの訊く。
 ・ 英語のhear、自然に聞こえてくる的な聞く。
 ・ 英語のlisten、これは、しっかりきく為、耳偏に心も加わった聴く。
 ・ 更には、日本語の同音異義語として、効果がある時の効く。
 ・ 鼻が利く、融通が利くと言った時の利く。

人生、生涯勉強と、思わして頂きます。

最後まで、ご清聴ありがとうございました。

    投稿日時:2010年8月10日 09:29

コメント

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://115.146.6.93/cmt/mt-tb.cgi/265



プロフィール
  • 「多羅尾 光道(たらお みつみち)」
  • (株)コムデックの代表取締役社長。
1956年7月28日生(A型)
趣味:犬の飼育(ダルメシアン2頭飼育中)
小学2年迄、大阪
小3から小4迄、愛知県岡崎
小5から現在迄、川崎
中学2の1970年、父/光隆が、同地にて、タラオ電機(現コムデック)創業
1980年から1999年 和泉電気(現IDEC)勤務
2001年 代表取締役就任
カレンダー
  • 2011年5月
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 31
最近の記事
テーマ
アーカイブ
コメント
トラックバック

盤屋さんの社長のブログ TARAKOのこんなところで活躍 犬が好き!人が好き!看板犬"もも"のブログ アイデアのタマゴを育てます。 TARACO