盤屋さん改めTARACO社長のブログ

「伝」 と 「達」

[テーマ:人間の学としての経営]

前回ブログから続きます。

「 達すること 」 から 「 伝えること 」 を考えるという、
私の中でのコペルニクス的発想の転換は、
具体的に、これ迄と、どう違ってくるかと言えば、
自分の中では、これ迄より、ユーザーへの営業的サービスが
一見、低下する方向へシフトする感覚になります。

営業的サービスが低下する?って、
不思議に思われるかもしれませんが、
ユーザーの心に 「 達する 」 ということを起点にして、
何事においても、連想して掘り下げてゆくことから ・・・・

例えば、ユーザーからのサンプル請求の対応ひとつとっても、
これ迄は、私が伺って説明してさしあげられないから ・・・
それに、メーカーとしての商品開発への思い入れから、
こんないい所があるんです、ここが工夫を凝らした点なんです ・・・・と、

まぁまぁ、「 伝える 」 こと、
「 伝えなければならない 」 と思い込んでることが、もりだくさんで、
至れり尽くせり何種類ものサンプルや資料を提供してきました。

しかし、「 達する 」 から想起されることは、
それをしても、期待した効果が薄いということに気がつきました。

よっぽど今、切実に 銘板 で困っている、極少数のユーザーを除けば、
銘板 もその中のひとつの課題であったとしても、
その他の様々な日常業務の課題に追い立てられているのが、
ほとんどのユーザーであることを慮れば、

まぁ、丁寧にサンプルなんぞ見てもらえない ・・・・し、
ごちゃごちゃしていればいえるほど、見る気にもならない。

立場を変えれば、盤屋としての自分が、まさしくそうなんですから。

市場リリース当初によく言っていた ・・・
   「 たかが銘板、されど銘板 」
くらいのスタンスが、ユーザースタンスなんだということが理解できてくれば、

   「 得るは捨てるにあり 」 の覚悟で、
まっ、訴求ポイントオンリーワンの、
実に簡素でシンプルなサンプル形態をとらざるをえず、
そうなると、これ迄とふと比較してしまうと、
実に、営業的サービスは低下したような錯覚を覚えます。

どう、一回一回のサンプル資料のお届けにおいて、
ユーザーが封筒を開封した瞬間に、真剣一発勝負をかけた、
ユーザーの心に 「 達する 」 効果をあげられるようにするか、

まずは、わたし共のWEB営業のサンプル資料送付に始まる、
スタートポイントからリセットして再構築にとりかかりました。

    投稿日時:2009年6月17日 09:52

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プロフィール
  • 「多羅尾 光道(たらお みつみち)」
  • (株)コムデックの代表取締役社長。
1956年7月28日生(A型)
趣味:犬の飼育(ダルメシアン2頭飼育中)
小学2年迄、大阪
小3から小4迄、愛知県岡崎
小5から現在迄、川崎
中学2の1970年、父/光隆が、同地にて、タラオ電機(現コムデック)創業
1980年から1999年 和泉電気(現IDEC)勤務
2001年 代表取締役就任
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